犬のしつけ 9.爪を切る


爪切りが苦手な犬は無理をしない

 

犬の爪は本来歩き回ることで自然と削れていくものですが、室内で飼っている場合には爪が伸び過ぎてしまうことがよくあります。長い爪は家具だけでなく、人間と触れ合う際にも引っ掻いたりして問題を起してしまうことも…。また爪が伸び過ぎて巻き爪になってしまうと歩くときに痛みを感じます。飼い主と犬の両者の為に爪のケアを行いましょう。犬の爪は飼い主が切ってあげることが理想ですが、犬によっては爪切りが苦手の犬もいます。成犬で飼い始めた場合、既に爪切りに対して苦手意識を強く持っていたり、足先を触られるの極端に嫌がる犬だと、爪を切るのに麻酔を使わなければいけない場合もあるようです。これを判断するには犬の前足を持って爪の辺りを軽く触ってみたり、肉球を手のひらにおいて爪を指で触ってみましょう。うなりだしたり暴れてしまう場合は、何らかのトラウマを持っている場合が多いそうです。爪を切るのが苦手だと思えた場合には、動物病院に行って獣医さんに相談しましょう。

 

爪切りを持つ前に

 

子犬のうちから爪切りを習慣にして苦手にならない様にしてしまうのが理想的ですが、成犬で飼い始めた場合でもトラウマを持ってなければ爪を切ることはできます。犬の爪を切るのに用意する物は、爪切り、犬を乗せる台(テーブルやカウンター)、タオル、ティッシュ、止血剤(小麦粉や片栗粉でもかまいません)です。準備ができたら犬を台の上に載せます。台の上はつるつると滑ってしまわないように用意したタオルを敷いてあげましょう。台の上に載せたら伏せをさせてください。台の上で伏せができたらおやつをあげて褒めてあげましょう。

 

爪は切り過ぎないよう

 

台の上で伏せができたら、頭を抱きかかえて、前足の手首辺りを握るように固定します。固定ができたら少しずつ爪を切っていきます。輪切りにするように爪を切っていきますが、切り過ぎは禁物です。爪が白い場合は血管が見えるので血管の手前で切るのを止めます。爪が黒い場合は切った後、断面を確認して真ん中辺りに黒い点が見えてきたら切るのをやめましょう。ギリギリまで切ろうとして血管まで切ってしまう飼い主の方が少なくないようです。犬がフローリングの床を歩いているときにカチカチと音がしない程度に短く切れていれば問題ありません。もし切り過ぎてしまって出血してしまった場合には、先ず用意したティッシュで止血します。出血が止まってきたら、止血剤を断面に塗ります。この止血方法で殆どの出血は止まりますので、出血してしまっても慌てないで対応してください。飼い主が慌ててしまうと、犬の不安を煽ることになりかねません。

 

必要な物

 

爪切り、大きめのタオル(又は毛布)、止血剤(コーンスターチ、小麦粉でも可)、おやつ

爪を切るときの注意点

 

1)爪の長さの目安

肉球の接地面の延長線上から下に伸びている爪を切ります。下に伸び過ぎていると歩行しにくい状態ですので、これを目安に切れば切り過ぎも防ぐことができます。

 

2)爪の切り方

爪切りの刃を外側(切っている自分から刃が見える状態)にして切ると、切り過ぎを防げます。爪を切るときは手早く切ってあげましょう。ゆっくり切ると犬の不安感を煽ってしまうことが多くあります。

 

3)狼爪(ろうそう)

狼爪は人間でいう親指の爪ですが、他の爪から離れた位置にある為に切り忘れがちです。普段の散歩で爪をしっかりと使う大型犬等もこの爪だけは伸びてしまいますのでニッパー状の爪切りを使って切ってあげましょう。

 

4)指間と足裏の毛

爪を切った後に指の間の毛と足裏の毛も伸びていれば切ってあげましょう。指の間の毛は足がしっかりと地面についた状態ではみ出している毛をハサミで切ってください。足裏の毛は、肉球の間からはみ出ている毛を切ってあげてください。