犬のしつけ 8.耳掃除


耳の裏側を掻いたりしてませんか

 

犬が耳の後ろ辺りを足で掻いている様子を見かけませんか?何気に見過ごしてしまっている行動ですが、実は大事なことを見逃しているかもしれません。犬が耳の後ろが痒いということは大抵、耳の内側、耳の中も痒いのです。耳の中が痒くても、犬は当然自分で掻くことはできません。犬が耳の後ろを掻いたら、耳の中を見て欲しい!と訴えていることに気づいてあげましょう。

 

耳の中を見るときは優しく

 

耳の中を見るときは、犬が耳そうじを嫌がらないようにしてあげましょう。小型犬であれば抱きかかえてから見てあげましょう。大型犬であれば横に寝かせてしまうのも良い方法です。犬がリラックス出来るように優しく接するようにして、間違っても耳を持って引っ張るのはやめてあげてください。これでは痛いだけで、耳そうじをさせてくれなくなってしまいます。リラックスした状態で耳の中を確認できたら、耳垢が溜まってないか確認してください。垢で汚れていれば、洗浄液を数滴垂らしてあげましょう。

 

洗浄液を使ってマッサージ

 

洗浄液を耳に垂らしたら、耳をマッサージするようにして洗浄液が耳の中まで届くようにします。この時マッサージしながら褒めてあげることを忘れないようにしてください。耳そうじにポジティブなイメージを持つことで、犬も耳そうじに対する抵抗が少なくなると思います。十分にマッサージして、洗浄液が耳の中まで届いたら放してあげます。直ぐに犬は頭をブルブルとするでしょう。ブルブルをしたらまた褒めてあげましょう。このブルブルで耳の中に入った洗浄液が垢とともに飛ばされます。

 

洗浄した後のふき取り

 

ブルブルが終わったら耳の中を確認してあげます。残った洗浄液をコットンで拭き取り、外耳のひだに残った汚れを綿棒でそうじしてあげましょう。この際、内耳を綿棒でそうじするのは避け、外耳に残った汚れを力を入れずに綿棒で優しく拭き取ってあげてください。そうじしている最中と、終わった時にも褒めてあげるのを忘れないように。また、耳の後ろを掻いていなくても、定期的に耳の中を見てあげましょう。耳が垂れていて耳垢が溜まりやすい犬はもちろん、そうでない犬も耳の垢や汚れが溜まってしまうことはよくあります。

 

必要な物

 

犬用の耳洗浄液、コットン、綿棒、おやつ

 

犬種別の耳ケア

 

犬の耳の形は犬種によって様々です。耳が垂れていたり、毛に被われている犬種は他の犬種に比べて外耳炎(外耳道の炎症。細菌や真菌の感染による化膿(かのう)や、湿疹(しっしん)。)になりやすいといわれています。耳掃除の基本を理解したら、犬種別の注意点を確認してください。より細かなケアができることで外耳炎の予防もできるようになります。

 

(a)耳が垂れている犬種(ミニチュアダックス、キャバリア、ラブラドール・レトリバー、シーズー)

耳が垂れているので耳垢が溜まりやすく、炎症を引き起こしやすい犬種です。普段のスキンシップから、耳をめくって耳垢を確認する癖をつけてください。

 

(b)耳が毛で被われている犬種(マルチーズ、トイ・プードル、ミニチュア・シュナウザー)

外耳道(耳の穴の入り口から鼓膜に達するS字状の管。)が毛で被われているので二次感染を引き起こしやすいといわれています。耳掃除をしてあげる時に、耳の内側の毛をこまめに切ってあげましょう。

 

(c)耳が小さい犬種(パグ、フレンチブルドッグ)

外耳道(耳の穴の入り口から鼓膜に達するS字状の管。)が細く、しわが多いため耳垢が溜まりやすく、二次感染を多く引き起こしやすいといわれています。耳掃除をする時には、しわの間などを綿棒やコットンで丁寧に拭いてあげてください。

 

 

これらの犬は、どれも耳の内側が見にくい犬種です。放っておくと外耳炎を引き起こして臭ってきたり、ひどくなると耳の穴を塞いでてしまうこともおります。こまめに耳の中の汚れを確認してあげましょう。綿棒やコットンで拭いてあげるときは、耳の深いところまでは触らないように気をつけてください。