犬のしつけ 7.歯を磨く


犬に歯磨きは必要

 

犬の歯垢は3~5日間で歯石化してしまい、動物病院に行かずには除去できません。歯石が付着してしまうと、歯の表面がデコボコになってしまいさらに歯石が出来やすい歯になってしまいます。歯石が堆積し、そのままにしておくと歯周病へと移行し、様々な病気を誘発する可能性が高く、進行すると最悪の場合は歯が抜けることもあるそうです。犬の歯は本来白いはずなので、黄色や茶色になっている場合、歯石が付いてしまっていることが多いので注意して犬の歯を見てあげてください。

 

歯磨きガム

 

歯磨きガム以外にも歯磨き効果を謳うおもちゃやドッグフードなど沢山の歯磨きグッズが販売されています。これらの商品は、そのほとんどが歯の先端部分のみが磨かれ、部分的な歯磨き効果のみあるようです。ハブラシやガーゼを使った歯磨きでなければ根元まで磨くことは出来ませんので、手間は掛かりますが歯磨きをしてあげましょう。歯周病は歯が抜ける状況まで症状が進まないと、犬の自覚症状が殆どありません。歯周病が内臓器官への感染症を誘発してしまうことも多くあるので、是非毎日の歯磨きを心掛けましょう。

 

歯磨きの進め方

 

歯磨きに慣れてない犬の場合は、あせらずに磨いてあげることを心掛けてください。まずは犬用の歯磨き粉を少量指の先に取り、犬の鼻元にもっていきます。犬用の歯磨き粉には大抵犬が好きな匂いがついているので、犬は匂いを嗅ぎ歯磨き粉を舐め始めます。歯磨き粉を気に入っている様子であれば、今度は犬の上唇をめくり、歯磨き粉を歯ぐきに塗り付けましょう。歯磨き粉に慣れたら、次はハブラシに慣らします。最初は歯磨き粉を付けたハブラシの先を歯に当てる程度、そしてハブラシを使って磨く時間を長くしていきます。決して無理はしないでください。ハブラシを嫌がるようであればガーゼで慣らしていく方法も効果的です。タイミングよくおやつをあげることも忘れずに。

 

歯磨きは信頼関係

 

犬にとって口の中に異物を入れられることは犬本来の生活では有り得ないことなので非常に違和感のあることです。口の中を飼い主に触らせることは犬が飼い主のことを信頼している証ともいわれます。歯磨きを無理に強いると、それがきっかけで信頼関係が崩れることにもなりかねませんので、少しでも違和感を感じたり、嫌がったりするようであれば歯磨きを止めてください。歯磨きが上手くいかなくても、おやつをあげたり、褒めてあげることで歯磨きへのマイナスイメージを持たないようにします。どうしても歯磨きが上手くいかないときは、獣医さんに相談してみてください。

 

必要な物


歯ブラシ、犬用の歯磨き粉、おやつ

歯のブラッシングについて

 

犬が歯ブラシを口の中に入れられることに慣れてきたらブラッシングをはじめていきましょう。基本の磨き方は歯に対して歯ブラシの角度は45度に保って磨きます。歯と歯肉の間の溝をきれいにするように、歯磨き粉を付けた歯ブラシを上下に動かして磨いてください。ゴシゴシと擦るのではなくて軽く撫でるように歯ブラシを動かします。3~4本の歯を磨くのに上下に10回を目安に磨いてください。歯ブラシに慣れてから間もない頃は、嫌がるのを無理してブラッシングするのは止めましょう。ブラッシングをしていて犬が唸りだしたら、嫌がっている場合が多いです。

 

ブラッシングができるようになったら、歯肉溝の汚れを落とすブラッシングと更には歯肉のマッサージに効果のあるブラッシングを行ってみましょう。歯肉溝の汚れを落とすブラッシングをするときは歯ブラシを歯と歯肉との境目あたりをなぞるように左右に歯ブラシを動かします。歯肉のマッサージに効果のあるブラッシングは、歯と歯肉を歯ブラシで円を描くように磨きます。どちらのブラッシングも歯肉からの軽い出血がおこる場合があります。あまり頻繁に軽い出血がつづくようであればブラッシングに力が入りすぎているかもしれませんので、少し力を抜いてブラッシングしてあげましょう。軽い出血ではなく多量に出血してしまう時は病気の可能性もありますので獣医に相談してください。