犬のしつけ 3.クレイト トレーニング


クレイトトレーニングって何

 

クレイトトレーニングって知っていますか?ちょっと聞きなれないかもしれませんが、室内で飼っている犬に“クレイト”(プラスチックで出来たバリケンネルや金網でできた室内用の犬小屋)を自分の居場所として与えてあげることで、おしっこや噛み癖、そしてお留守番が出来るようになるトレーニングです。飼い主さんによっては、犬を閉じ込めてしまうようでかわいそうと思う方もいらっしゃいますが、本来犬は静かで安全な空間を自分の居場所とし、そこで寝るだけでなく子育ても行います。自分のクレイトを与えられることで、犬はそこを自分の寝床として認識し、リラックスすることができるようです。

 

クレイトを準備する

 

まずクレイトを用意します。クレイトには大きく分けてバリケンネルと金網タイプのケンネルと2種類があります。プラスチックで出来たバリケンネルは持ち運びに優れ、犬を車に載せて移動する飼い主に便利です。万が一、自動車事故にあった時に安全性が高いといわれています。一方、金網でできた室内用の犬小屋は外から良く見えて、折り畳めるタイプが多いです。金網タイプのクレイトを使う場合には、首輪を外してあげた方が安全です。また、クレイトを選ぶ際には、犬の大きさに合ったクレイトを選んでください。子犬の時にクレイトを購入する際には、成犬になった時の大きさを考えてサイズを決めると成長に合わせて何度も買い直さずに済みます。

 

犬が好むクレイトにするには?

 

クレイトを入手したら、先ず犬の寝床にしてあげる準備をしてあげます。大抵のケンネルは床がプラスチックで出来ているので、その中を犬が歩くと普段は聞き慣れないような音が聞こえてしまい不安になってしまうケースがあります。クレイトの床にはお気に入りのタオルや毛布を敷いてあげましょう(飼い主の臭いが付いた古着なんかも良いでしょう♪)。クレイトを置く場所は、普段飼い主が居る場所の近く、例えばソファの脇等にクレイトを置いてあげると犬は孤独感を感じなくて良いでしょう。

 

クレイトを与える

 

クレイトの準備ができたら、クレイトを犬に与えましょう。お気に入りのおもちゃなんかをクレイトに入れてあげましょう。犬がクレイトに入ったらおもいっきり褒めてあげてください。おやつを与えることで褒めてあげることも有効な方法です。最もシンプルで効果的な方法は、ご飯をクレイトの中で食べさせる方法。ご飯をいきなりクレイトの中に入れてもクレイトの中で食べることに最初は抵抗がある犬もいます。そんなときはいつも通りの食べ方に戻してください。クレイトの中でご飯を食べるようになってきたら、ご飯を食べている間にそっとクレイトのドアを閉じてみます。まずは食べている間だけドアを閉じて、食べ終わったらドアを開けて出してあげます。始めのうちは、クレイトに入っている時は傍にいてあげると良いでしょう。

 

クレイトに慣れてきたら?

 

いよいよクレイトに慣れてきたら、食事が終わっても直ぐにドアを開けずにクレイトに居る時間を長くしてみてください。ここでもあせらず徐々に長くしていきます、ドアを開けるときには犬が鳴いていないかどうかを必ず確認してください。もし鳴いていたら、鳴き止むまでドアを開けるのを待ちます。一般的に30分以上鳴かないでクレイトに居ることが出来るようになれば、何時間もクレイトに居ることが出来るといわれているようです。何時間かクレイトでお留守番をした犬は、帰ってきた飼い主に会えることが嬉しくてたまりません。お留守番ができたことを思いきり褒めてあげましょう。クレイトから出してあげたときについでに外にでてトイレに連れていってあげると、トイレのしつけもできるようになります。クレイトに居る時間が長くなる場合には、大抵のクレイトには水飲みのトレイが付いているので水を用意しておいてあげてください。

 

クレイトトレーニングの注意点

 

クレイトトレーニングをしている時のタブーは、叱るときにクレイトに閉じ込めるといった使い方をしないことです。吠えたから、又はトイレに失敗したからといった理由でクレイトに無理やり閉じ込めてしまうと犬はクレイトに嫌悪感を持ってしまい、もうクレイトに入るのが嫌になってしまいます。更に気を付けたいのは、子犬の場合はお留守番は数時間以内にすることを心掛けましょう。このトレーニングが出来てしまえば例えば友人宅に犬を連れて行く時、旅行先に犬を連れて行く時にもクレイトさえ持っていけば犬が安心して過ごせるでしょう。犬にとっても飼い主にとっても良い関係を築く上で非常に大切なトレーニングなので是非やってみてください。

 

必要な物

 

クレイト、飼い主の匂いの付いたタオル(毛布等でも可)、ドッグフード、食器、おやつ

 

クレイトの選び方:① 素材

 

犬を家に迎えたら直ぐに用意したいもののひとつがクレイト。素材の違いによりいくつか種類があるので、どれを選んで良いのか迷ってしまうと思います。使っていく上でそれぞれのどの様な長所や短所があるのかを説明します。

クレイトの選び方:② サイズ

 

素材を決めたら次はクレイトのサイズです。子犬の時期に購入するときは、成犬時の体格を考えてクレイトの大きさを決めます。下の表は犬種別のクレイトサイズを示しています。犬に合うクレイトサイズが分からない時は、購入時の参考にしてださい。